桔吏(きり)の独り言ブツブツ

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ただ産業用途が多い銅などは需要見通しが変わらない。

こんちは桔吏(きり)です。

インドや中国は自動車保有台数の増加でガソリン需要が伸びている。
新興国の生活水準向上もあり、ガソリン消費量の多い多目的スポーツ車の販売が好調だ。
石油会社の原油調達意欲は強気になりつつある。
自動車の排ガス触媒に使うパラジウム需要も拡大する。
英製錬大手、ジョンソン・マッセイは16年の世界需要が306.7トンと前年比16.3トン増えるとの予測を5月にまとめた。
2年ぶりの増加だ。
最大消費国、中国の自動車触媒向け需要が前年比14%増え、全体の伸びをけん引する。
大気汚染の抑制に向け排ガス規制が強化され環境基準を満たすために触媒に使う量が増える。
自動車のめっき鋼板に使う亜鉛も中国の需要が増加傾向にある。
中国では欧米と比べ亜鉛めっき鋼板の比率が低い。
三井金属は中国市場の今後の伸びしろは大きいとみる。
生産国や消費国が加盟する国際鉛・亜鉛研究会が4月末にまとめた亜鉛の16年の世界需要予測では、前年比3.5%増える。
米農務省の5月の需給報告によると、16穀物年度の世界需要は大豆が前年度比3.1%増の3億2796万トン、トウモロコシは4.4%増の10億1190万トンでともに史上最高となる見通し。
中国などで飼料需要が増える。
食生活の変化に 伴い、豚肉や牛肉の消費が増えているのが背景にある。
国際商品指数のロイター・コアコモディティーCRB指数は25日時点で185.30。
2月に付けた14年ぶりの低水準より2割高く、年初来の高水準にある。
ただ産業用途が多い銅などは需要見通しが変わらない。
商品全体では中国などの需要が大幅に増えるとは考えにくく、上値も限定的になるのではないかとの指摘もある。