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悪質な国は３つの基準で判断する。
具体的には1税の透明性を審査する国際組織の評価を満たしている2個人の金融情報を定期的に交換する仕組みに参加している3税務当局が協力する条約に多く署名している――のうち２つ以上に合致しなければ悪質と認定する。
ＯＥＣＤがつくった基準は７月に中国で開かれる20カ国・地域財務相・中央銀行総裁会議で承認される見通しだ。
各国はこの基準をもとにブラックリストを作成する。
現時点では、パナマなどが対象になる可能性が高い。
制裁措置はブラックリストの国に所得を移転することに規制をかける案がある。
国際社会が一致して圧力をかけ、情報開示に消極的な国に対して改善を促す。
タック スヘイブンの情報が隠され、適切な課税を妨げている現状を改める。
一方、企業の過度な節税を防ぐ共通ルールは、タックスヘイブンにある実態のない子会社の所得にも、親会社のある本国から課税できるようにすることなどが柱だ。
京都市の会合でパラグアイやシンガポール、香港、エジプトなど36カ国・地域が新たに加わることが決まった。
さらに今後、21カ国・地域が加わる見通しだ。
もともと参加を表明していた日米欧などの46カ国・地域から中南米や東南アジア、アフリカと全世界に拡大する。
加盟国は今後、共通ルールに基づいて自国の法整備を進める。
企業にとっては新興国の税制の予測可能性が高まるメリットもあるとみられる。
ただ国際課税ルールには課題も多い。
日本の経 済界には新興国がルールを拡大解釈し、行きすぎた課税をしてくる懸念がある。
新興国に進出する日本企業の中には、二重課税の解決に約10年かかり、ビジネスに支障をきたす例が後を絶たない。
今日気になったwebサイト。
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